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主にニコマスについて
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ちょっとまた動画から離れかけてたわけですけど。
たまたま映像の話題になり、でもニコマスとは関係ないんですけど、ちょっと確認というかで久々に映像関連情報サイトを見に行ったところ。

http://white-screen.jp/?p=15970

わかむらP(他)へのインタビューなんてありましたので、一応。
もちろん話題はニコマスではなくミク関係ですけど。



引用

初音ミクって現代の依り代(よりしろ)みたいなもので、誰のものでもない。僕自身、何かを作る時に、冠的にアートディレクターが誰とかディレクターが誰とか、あまり好きじゃなくて。みんなで作る感じって、まさに初音ミクだから、いろんな人が集まって作り上げたいと思った。初音ミクってオタク文化が育ててきたものだから、ファンたちにも“初音ミク、もうここまできたんだよ”って、感謝の気持ちがちゃんと届くビデオを作りたいなって思ったんです

引用終わり

これはわかむらさんの言葉ではないのですけども。
この内容はニコマスにも通じるところはありますね。というか、ニコニコがそういうものでしたね。誰のものでもない。共有。それはしばしば著作権のようなものと反することになるものですが、そこに面白さの大きな部分があったと思います。

ところで上のMVを見て感じるのは、自分的には上の引用と逆のことだったりするのですね。

インタビューのおよそ最後のわかむらさんの言葉。

引用

それと、ニコニコって2ちゃんねるから始まった文化で、アメリカ産のYouTubeとはちょっと違うんですよ。ファンが自由に作り上げたものをネット上にアップして「おぉすげ~! おもしれ~!」っていう文化なんだけど、そこから収益を得るっていうことに対して、拒否反応を持つ2ちゃんねらーっているんですよね。2007年にVOCALOIDが出た時には、「ニコニコでタダで見れるものをCDにして誰が買うんだよ」っていうテンションだった。それが、1年2年と経って、kzさんのような凄い才能のある作曲家が出たりして、音楽に対してCDが売れるようになったんです。今度は初音ミクの画集とかイラスト、僕らの作っている映像だったりとか、そこに付随するものが商業として売れ始めてきたんですよね。

引用終わり

先のMVから私が感じるのは、誰のものでもない、みんなが創りあげてきたものということよりも、ボカロのプロ化・商業化です。
わかむらさんはそれに対して肯定的、インタビューからはむしろ最初からそうなることを目指していたように受け取れますけども。

MVからもインタビュー記事からも私が感じてしまうのは、プロの世界であって私が好きな私が身を置いている素人の世界、ニコ動の世界とは違う世界だなというものです。
ニコ動自体もそっち方向に向かっている気はしなくもないですが。

あ、金銭等利益を得ること自体は否定しない、どうでもいいのですけど。
ただそれがこれまでのプロの世界と同じようなもの、あるいはそこにつながるものになるのなら面白くない。それを追うのはプロの予備軍、二軍、ファームであり、面白くない。

#蛇足だけどまた利益というのは根本的に私有・独占・専有・排斥から生じるものなので共有との折り合いが微妙とも思います


私が面白く思っているのは「PV風」であって「PV」ではないのでした。



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Comments
面白かったので
いつも、というより時々ですが、
ブログと動画楽しくチェックしています。

私もニコニコを通じてアイマスを知ったのですが、PVより「PV風」が好きというのは至言だと思いました。

まあまあ初期からニコマスを見ていましたが、
当時の少ない素材(それでも他のMADよりは恵まれてたと思いますが)をどうやってPV風に見せるかという数々のアイディアには時に笑い、涙し、興奮したものでした。

わかむらPの回転寿司にしても、当時のアイマス素材の状況が生んだ傑作だったわけで、MMDも普及した現在では出てこない(というかアピールしにくい)アイディアだったから素晴らしかったんだと思います。正直、PVの定型があって技術力だけを競うような動画はそこまで興奮しないんですよね。

MMDが普及してPV製作ははるかに容易になりました。もちろん時間が相当かかるのは理解していますが、以前あった「PV風」の感覚もやはり変わってきたと思います。

去年のMMDで印象的だったのは、かなり細かい表情付けに重点を置いた作品が増えたことでした。ぽP、F-san、GABAkunPなどなど。あとはcyanPあたりの何気ない仕草も凄いですけど…

表情が増えたこともあるけれど、角度やエフェクトをうまく使えば当初は少し気味の悪かったMMDでもこれだけの細かい表現ができるのだと感心しました。

今年はさらにどういう新機軸があるのか、年々技術が細かくなって初見の人には分かりにくくなっていますが、ぽPさんの試行錯誤の跡は興味深く思っています。長々と個人的な意見を書いて申し訳ありませんが、応援しています。
NONAME 2012/05/15_Tue_21:17:53 編集
無題
返信遅くなりました。

PVとPV風はどう違うのか(PV風って何)ということに触れないまま適当に言ったものではありますが^^;

わかむらPさんはしーなPさんとの「スキ」ライブ動画での投コメで、火薬を配置してあーしてこーしてと制作中これはもうMADを作ってるのとは違う感覚になった、というような意味のことを書いていました。
(今はありませんが以前はあったはず)
私もMMDをいじってると同様の気分にしばしばなります。これMADではないなあと。

でも既にMADではないわかむらPしーなPのそのライブ風動画は、好きなのです。

・・・すみませんPV風についてもっと言語化できるとは思うのですが、長くなるのでやめます^^;
なんとなくの感覚で通じそうではありますし。
まあアマチュアリズムみたいなものでしょうかねえ。
2012/05/27_Sun_10:16:53 編集
MMDとアイマス2
というタイトルで途中まで書いたのですがえーとうん^^;

映像制作を撮影までと撮影後の編集加工に分けるとMMDは撮影まででせいいっぱいでなかなか編集加工にまで余力がない一方アイマス2(キャプチャ)動画は編集加工が中心でやはり見ててうなるようなものがあるたとえばTataguさんの動画のようなのとかMMDではたぶんまだ見かけないしやってみたいMMDでニコマスというポジションは考えてみると面白い位置にいるのではないか
みたいななどなど。

さてこれ書くのは良くないかなあと思わなくもないのですが^^; 実のところ表情については当初特にあまり意識してってものでもなかったのですよねえ。
なので、たまにそこ言われるので逆に意識しちゃって、意識しちゃってギクシャクしちゃってないかw

ただ自分の中で心がけてるというか決め事というか、あったりします、表情。
「><」のようなマンガ的表現は使わない、つまりはゲーム映像から大きく離れるような感じになるものは使わない、というものです。
・・・だからなんだ、ですな。
ただの自分ルールなのですがちょっと出してみたかった。

コメントありがとうございました。
2012/05/27_Sun_11:32:00 編集
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