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主にニコマスについて
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いくつかのことを書きかけてはやめ、なんかもうブログももういいかな、つかコミュニティ(?)に近づき過ぎたかなちょっと距離とるかな、などとと思っておりました。
動画作ってたいし。
そんな状態だったところ。

敷居の原住民
http://d.hatena.ne.jp/sikii_j/20110727/p1

タイミングよく?このようなエントリーが。
突っ込み、反論など反応をすること。それが大事。同意です。

しかし、注意したい点があります。 




 *****

まず。
「煽り記事がまかり通ってることは昔からで、不健全ではない」
という点。

そうした記事、声が出ることは不健全ではないと思います。これはたしかに、そのような声でも出ないほうこそ不健全。
でもまかり通ってるとなると、それはやはり不健全と思いますw
だからこそ突っ込み、異論反論などの声を出すことが大事となります。

また、昔からと書かれてますが、ここも注意が必要と思います。
インターネット登場後の変化です。
(正確にはマスコミ成立後に変化し、さらにネット登場で変化したと言えますが、マスコミについては省略)

元来そのような煽る声も、小さな範囲にしか届かないものです。
それが(マスコミを経て)インターネットの普及後、広い範囲に届くようになった。
小さな出来事が簡単に大きな出来事になるようになったのです。

私は、アイマス2騒動ですら、これがネット以前の時代であれば小さな出来事だったと思います。
ネット以前であっても、コアなファンの間では大きな騒動となる出来事だったかもしれません。でもそのような騒動は、かつてならコアなファンの間に収まっていた。
アイマスを買おうとするもしくは買う可能性のある人の多数は、そのような騒動を知らず、あるいは知っても小さな出来事であったでしょう。
今はそうではない。
ネットを通じ、そのような声が大きく広がる。
その範囲、大きさはどうにもはかるのが難しいですけども。

ネットは私たちの世界を広げたかもしれません。一方で、世界を小さくしたのです。
昔であれば、アイマス・ニコマスに興味があり楽しむ人々の多くはばらばらだった。今は、そうした人々がネットを通じて、アイマス・ニコマス村の住人となっていると言えます。
言い換えるとネットは巨大な村を作った。
村の中で、誰かの上げた声が簡単に流布し、そして空気が作られ共有される。

声が出るのは不健全なことではありません。煽るようなものであっても。
それが容易に大きくなり広く流布し、空気として支配する。なんせ村ですから。
これが昨今の特徴であり、同時に、突っ込み・異論の声を出すことの重要性も増していると思えます。


のですが。


注意点その2です。

「無駄無駄」「ほっとけ」という反応について書かれてます。
これは少なくない場合、ただ「無駄」と言ってる以上の意味があるのではないでしょうか。
「反応したら騒ぎが大きくなる(そして余計に相手を喜ばせる)だけだからやめろ」という意味を含んでることが少なからずあると思います。
いわゆる炎上みたいなものを危惧する部分があるのではないかと。

私たち日本人は和を尊ぶ民族です。騒動に慣れてません。
村で騒動が起こると居心地が悪い。騒動の原因よりも騒動自体が嫌で、村を離れる人もいるでしょう。
変な声が上がっても、反応して騒動を大きくしてしまっては、結局よろしくない。

元々日本文化は、反論等の類も「言い訳」的にみなしがちで、黙することを美徳とする傾向はあったと思います。
ネットで私たちは、新たな声を出す手段を手に入れた。
しかし同時に、私たちはとるにたらぬことが炎上する様をたびたび見てきた。
私たちはあらためて「黙る」ことを学んだのです。


声を出すほうがいいのか。黙っておくほうがよいのか。
現時点で、私はなんともわかりません。
いえ、本音は声は出すべき、黙ることこそ悪いとすら思うくらいだったりしますが、しかしやはり決めかねます。
私は声を出したくなるほうですからw、しばしば考える。しかしそのようなことを考えるよりは動画を作りたい。
よって、声が届く範囲から距離を置こうかなと思っていたところ、冒頭のエントリーがあがった。
(卑怯ながら他人に期待しつつ)まだしばらく近くで見ていようと思います。
 

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