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主にニコマスについて
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んー。前回のエントリーだと、どうも私は再生数ばかり意識して動画作ってるようですけど、そうでもないです。
少なくとも再生数ありきではない。
それは選曲からしてわかるかとw
もっともどれもメジャーな曲ではあるんですが、まあ私がミーハーなためマニアックな曲を知らないというだけの話でw

ただ、漠然とだけども人に見られること、受けることは意識してる。
だから、作りながら自分で「おお!?」となったら、公開する=見てもらうことが楽しみで、制作がはかどります。
これは見てるほうもいまいち面白いと思わないよなあ。みたいだと、進まなくなる。

あ、もうひとつ前回のおさらい。
私は芸術家的素養や情動、さらには志向もない。
一方、その反発もしくはコンプレックスもあって、ポップさや大衆性への志向がある。
芸術性よりも大衆性のほうに自分の動画のポジショニングを自分でしていたわけですね。

大衆性と言っても、たとえばニコマスに限ってもトップクラスは数十万さらにはミリオンなんてあるわけです。
そのようなのは、もちろんはなから頭にないw
でも、数万くらいは目指す、目論んでもいいんじゃないかなあと思っていた。

思っていた、いたのだけど、あれ?
プレパレード、アマミスポッティングと続けて、思ったほどには伸びなかった。
そのため、ちょうど自分の動画の再定義みたいなことを思ってた状態だった。

そういうことです。
というわけで本題に。
以下格納。




 *****

「見てもらう」「受ける」とこれまで繰り返してきましたが、その際に肝心なことがあります。
誰に?ということです。

これは言うと気分のよくない人もいるかもしれませんが、実を言うと、私はアイマス・ニコマス好きな層をあまり見ていないと思います。
むしろアイマス・ニコマスにあまり興味の低い人に見てもらえると(たとえば公開マイリスなんかでそれがわかると)、より嬉しかったりします。そういう人たちにアイマス・ニコマスに興味を持ってもらおうなどと考えているわけでもないのですが。
どうしてなのか?
これはよくわからない。
でも、そうなのです。そういうニコマス外への志向があります。

そのことに、これまで特に疑問を持っていなかった。

ところで、私は今回MMDを使っています。
MMDはボカロ文化を受け継いでいるところがあります。
MMDについて情報収集していると、そこに触れる。

ボカロ文化はパクリやらなんやら、そして(著作)権利関係についてうるさいです。
ニコマスもときに敏感な場合がありますが、それは「権利者をいかに刺激しないか」みたいなもので、はなから権利関係に黒いのが前提ですから全然違う。ボカロは権利関係にクリアであろうとします。

脱線。ボカロとは厳密には違うのですが、2chのVIP(匿名)発祥のUTAUキャラクターである重音テト(好き)まで今はきちんとライセンス管理されてるみたいなことを今回知って驚いた。いろいろ思うところがあるのですが、まあ脱線しすぎですね。

さて今回、使用したモデル・ステージ・モーションなどをブログにですが列記しています。
これ、実は悩んだんです。
これまでどこからなにを借りても、基本的にそうしたことはしてなかった。
だって、ねえ。
何を借りてるって、まず第一にアイマスのゲーム映像を借りてるんです。勝手に。不法に。
ならまずはそこに触れなくちゃならない。
「バンナム様から映像をお借りしました。ありがとうございます」。
いや、勝手に不法に使ってるんだし、ありがとうと言うのもどこかちょっとおかしいw

という厨二思考が私にはありまして。
それで今回それを変えることに多少悩むところがあったのですが、MMDの慣わしはそうであるようで、それにわざわざ反しても誰も得しないかなと思い列記しています。

再び脱線。
MMDの配布モデル・ステージ・モーションの多くにはread.meが付されており、使用条件があったりします。まあだいたいは自由ですけど。たぶん。
でも、自分の意図と反する使われ方をされてしまったと、公開を停止するという事例もときに起こっているようです。
また、もしMMDが今後より広がり、表舞台に出て行くようになるなら、アイマスモデルなど版権モデルは隠れなければならないことになるかもしれません。
MMDの魅力はMMD自体の手軽さに加えて多くのモデルなどが共有されている環境にありますが、その環境がいつまで続くかというのは、けっこう疑問と思っています。
脱線終了。

んー、このあたりの話は脱線したくなるのだけども我慢w

権利関係にうるさいのは、ボカロ文化は外を志向している、外に表に広がろうとしているものであることのあらわれでしょう。
一方、ニコマスはMADです。
MADは著作権的に黒いものです。表に出れるようなものではありません。
また、それは「元ネタありき」のものであることを意味します。
わかる人だけがわかるもの、わかる人同士で楽しむものということです。
MADは内向きなのです。

今、ニコマスPVは再生を伸ばすことがなかなか難しいようです。
しかし、それはニコマスを見る人が減ったというのとはたぶん違うんじゃないかなあと思っています。PVに限っても。
ニコマス内、さらにはPVを見る層の内でも、細分化が進んだ。
それで再生を伸ばしにくくなっているんじゃないかと考えています。
まあ、一番の大きな理由はたぶん単純に、一人あたりが見る量が減ったんでしょうw
その結果としても、人それぞれが見る動画がより偏る、つまり全体が細分化された。
そう思います。
ニコマスを見る層、その人数自体はそれほど減ってはいないと思っています。

好みのものを選んで見る、細分化されていく、これはニコマスに限ったことではありません。
ただニコマスはMADである以上、その傾向が強いのではないでしょうか。
わかる人がわかる人同士で楽しむ。
ニコマスはもともとそういう内向きの志向を持っているものなのではないでしょうか。

内向きを志向するニコマスで、私は外を向いて動画を作ろうとしている。
あれ?

私は誰に向かって、誰に見て欲しくて動画を作ってるんだ?ニコマスの外?
でも、じゃあ、外って誰よ?

このときですね。
ふらいんPさんの動画を見たのは。
それでショックを受けた。

ショックの正体を探るため、もう少し考えを進めていきます。

ニコマスはMADであって、それは内を向いている。
だからこそ面白いのだし、良さも生じるのです。

アートもそうですね。
アートは積み重ねられた文脈の上に成立し、そこに価値=良さが生まれる。
それは本来わかる人にだけわかるもの。見る人を限定するもの。

でもそれらが、普遍的な輝きを持つのです。

ふらいんPさんの動画は、アイマス好き、春香好きのための、言うなれば閉じた動画のはずです。
でもそれが、普遍的な、誰にでもわかる良さを持つ。
アイマスに興味のない人がニコマスを見てアイマスに興味を持つということを仮定した場合、ふらいんPさんの動画と私の動画を比べたならば、どう考えてもふらいんPさんの動画によってとなるでしょう。

FRISKPさんの動画は、アーティスティックな志向を持つ、狭い動画のはずです。
と、思ってた。
それが、ニコマスにおいて再生数を稼ぐ。
このことを、ニコマスを見る層がそういう志向を持っているからだろう。
と、解釈しようとした。
でもこれも、きっと違うのですね。

私は、ふらいんPさんの動画から感じられるような無垢な「好き」という感情も、FRISKPさんの動画から感じられるようなストイックな表現への熱意も、どちらも持ち合わせていない。
持っていないから、それらを閉じたもの狭いものとしてしまい、一方で自分を対象を限定しない外に向けたものとした。
そうごまかした。ごまかして自分を肯定しようとした。

だいたい、大衆性(再生数)とか受けることとかを志向と口にしながら、一方でそれにこだわっていないと言っている。
おかしいですよねw
そういう志向であるなら、それにこだわるでしょうw
受けること、再生数にこだわって、そのためのことをするはずです。

人に見られることを意識していると言いながら、誰も見ていなかったんですね。
ふらいんPさんの動画を見て、自分の動画が誰に向けられたものでもない、そこに気づかされた。
ショックの正体は、どうやらこれのようです。

アイマス・ニコマス好きに限定されない、わかる人にだけわかるというものではない、外に向かって動画を作っている。
そういうつもりでいた。
でもそれは、シンプルな好き!やいい動画を作ろうという熱意や能力に乏しいことをごまかすための方便で、その実誰に向けられたものでもなかった。
それで、私は誰に向けて動画を作っているんだ?私はどうして動画を作っているんだ?
そう、戸惑ってしまったのです。


おおよそまとまったようです。
いったんここまで。
もしかしたら最終的なまとめを、今度はゆっくりと、次回のエントリーでするかもしれません。

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Comments
補足
誰に見せようとしてるのか

何を見せようとしてるのか
でもあります。
2011/05/08_Sun_19:22:27 編集
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