新宿にOTOという小さなクラブがあります。
わりとよくピチカートの小西氏とかがまわしてる。気がする。
もう引きこもりだからよく知らない。
そこでパラダイス・バンコクってもんやるって話を聞く。
って音はモーラム、ルクトゥン(タイ演歌)だと?
むむ。
それで思ったことを他に出す場所がないので、ここに出します。
ってw
ほんとに思い切りタイのど田舎ディスコー↑じゃないかw
しかしタイ音楽のイメージがこうっていうのは、かつて90年代後半の音楽が一番楽しかった時期(決め付け)のタイ音楽シーンを知る(かもしれない)日本人として気に入らない。
というわけで、ここにくる誰もが興味ないだろうタイ音楽の紹介。
小西つながりで渋谷系から!
そう、当時タイにも渋谷系の影響が押し寄せていた。
Mr.Zというアーティストでソンサイという曲です。
聞けば一発でわかりますが、ピチカートファイヴのカバーです。音もほとんどそのまんま。
Mr.Zは別名Zomkiatという名前で、元々テクノ系の音をやってたのですがあるときピチカートファイヴにベタ惚れ。ピチカートをタイに呼ぼうと頑張ったみたいですけど、興味を持たれなかったようで実現せず。
おい小西アジアにも興味持てよ。偽物くささがいいじゃないか!あなたの音楽もそうだし!
って何私すげーえらそうw
次はタイ・ヒップホップ(ってことに一応なってる)の第一人者、JOEY BOYの曲。カラムブリー。
はい。今度はフリッパーズギターのカバーですね。
ヒップホップ?なにそれ?気にしたらダメみたいです。
さて、カバーでなくともタイ人自身がこんな渋谷系な音楽をやってます。
Groovy Airlineというグループの曲です。良くない?
なおこの曲が収録されてるSmallroomというアルバムは半分インディーズみたいな感じ(だったと思う)で、つまりGroovy Airlineもインディーズ。だと思います。 たぶん。ちょっと自信ない。
関連動画からSmallroomの他の曲に飛べるお。特にラウンジ系好きな人にはおすすめ!かな。
あ、コンピアルバムでいろんなアーティストの曲が収録されてるますです。上のGroovy Airlineはその中でも一番ポップなやつ。
さて次はアイドルいくよ!かくのう!
*****
む?
むむむ?
おおおおおおまさかあるとは!すごい嬉しい。
nieceというローティーン(当時)2人組アイドルの曲で、この曲はシングル(?)ではなくミニアルバム収録曲。昔探したときはなかったのよねえ。
これもいくないすか?なくなくない?同意ほしいw
かわいいフレンチポップな雰囲気です英語だけど。この英語の発音もかわいい。
つかこの曲でニコマスは作ろうと思ってたんですよね以前から。よってネタバレになっちゃうんだけど!
当時アイマス素材ではこの曲に合わせた絵って難しいって感じだったけど、MMDならいけそうではあるかなあ。
ついでなのでnieceのデビュー曲がこちら。こっちもいい曲じゃね?
こちらはタイ語です。タイ語かわいい。
さて90年代後半といえばTKサウンド。実はタイにもTKがいました。
やっぱりティーンの女の子2人組アイドルでTriumphs Kingdom。略してTKと呼ばれてました。
うん。曲聞いてわかるとおり、音もTK意識してますね。よって名前も狙ってると思いますw
日本でも有名(か?)なタイのアイドルはタタヤンですが、タタはTKよりも1世代前のアイドル。タタの世代までは、アイドルは世代問わず広い人気を得てました。が、TKの人気は多分に若者におよそ集中していました。TKの世代から、タイのアイドルポップスも細分化が始まった感じです。
当時バンコクの若者の集まるエリアやパブと呼ばれるクラブでは、アニメや日本のギャルファッションに影響を受けた厚底サンダルを履いたタイ版ギャルが闊歩し 、TKは彼女たちの教祖みたいな存在でした(ちょっと言いすぎ)。
さてTKも日本の曲のカバーをやってます。
といっても李香蘭の夜来香ですw
よってPVも中国イメージ。ってぐぐったら、これ日本の曲じゃないのね。
先にフリッパーズギターのカバー曲の動画を載せたJOEY BOY。
彼は本来ヒップホップ(ってことにしといて)の人で、このような曲をやってます。
実はこの曲、当時バンコクのクラブでまわしていた日本人DJが音づくりに関わってました。はずです。
つか日本語で始まるしねww
次はロックいきましょう。
Live(それも盗撮)動画ですが、PV(兼カラオケ)の音はどうも軽いし、こっちのが雰囲気あるのでこっちで。
アーティストはModern Dogで曲名はティム。
彼ら以前のタイのロックではカラバオなどのメジャーなグループがいましたが、良し悪しはともかくとても泥臭い田舎くさいものでした。Modern dogからタイのメジャーシーンでの都会的なロックが始まったと言える、そんな存在のバンドです。彼ら以前はグループ、彼ら以後はアーティストみたいなw
TKと同様に、それまでのような全世代的な人気から、世代を限定した人気となります。
と言ってもこの彼ら最大(おそらく)のヒット曲であるティムは、タイの大昔の演歌(いや演歌すら新しいといえる時代)のヒット曲のカバーだったりするんですけどね。
オリジナルはこんなの。
いかにも戦前っぽい感じですねえ。
タイ・ロックで一番好きな曲がこちら。
Silly Foolsでチチャという曲。
すっごくポップで(元々は彼らはもう少しハードな音やってたんだけど)、ふつーに日本人が聞いてもいい曲じゃないすか?
おすすめ!
あとまあ適当にー
クン・サン・スーパーギャングというグループでラックローイ。
女の子3人組のバンド形式・・じゃあなかったな。まあうんアイドルです。
この曲もかわいい。
タイの男性アイドルPeterでチャオトゥイユーナイ。
ストレートなロックナンバーで気持ちいいとおも。
こちらは女性アイドル、というかシンガー寄りかな。
BEAUでフアチャイトックンガーン。
失恋の歌なんですけどね。明るい曲で悲しい歌というのは私のツボ。杏里の悲しみが止まらないみたいな感じですこれ。歌詞とか。
ローティーンの女の子に人気のあったアイドルアイドルした男の子デュオがRAPTOR(ジョニー&ルイス)。
曲はLet's live for todayで、サニーデイサービスの今日を生きようのダンスカバーですね(違。
オリジナルはThe Grass rootsですね。
この片方の弟も、同じくオールディーズのSimon Saysのカバーでデビューしてます。彼らの所属するレコード会社は他のアイドルにもLove Potion No9をカバーさせたりなど、当時タイのティーン中心のクラブ?では能天気な音でカバーされたオールディーズで若い子たちが踊るというよくわからない事象が生じてました。
あとは、以下のあたりもすっごい馬鹿っぽくてわりと好きですw
洗練されていく過渡期のポップスでもあったろうので、おそらく今はもうこういう馬鹿っぽい音はないんじゃないかなあ。どうなんだろうな。
Vitamin Aでモンナンナーン。特に述べることは、ないなw
ナナチャでナムプリック・プラー・トゥー。
彼らは少なくともナナチャ名義ではアルバム1枚しか出してないのですが、全曲さらに以前のヒット曲のカバーです。そこがまた面白いんですけど、元を知らないとそんなのわからないですなw
トンチャイ(バード)とかクリスティーナとか、知ってる人は・・・いませんよね。
Bazoo。
AQUAや2unlimitedあたりを真似たグループです。なんだけど、どう考えてもわざと音楽をださく=タイ演歌調にしてます。このグループのレコード会社はどちらかというと地方の子がターゲットだった感じだからかも。
きりねーなw
ついでなので変り種。
I will surviveのモーラム(タイ演歌)カバーです。
こういう別のもの混ぜたものって好きなんだよなあ。だからMADも好きなんだなあw
なおこの動画は演芸場のステージと思われます。飲み食いしながら歌(主に演歌系)とお笑いのステージを楽しむ場所です。
変なのばっかになってきたので、あらためてまともなのを。
タイでラテンを長年やってる実力派が彼らT-boneです。
こうなるとタイっぽさはなくなっちゃいますけどね。
最後に、タイの音楽シーン?でははずせない(かもしれない)もの。
はい。パンガン島のフルムーンパーティーですね。
ってずいぶんと大規模に、んでもって表に出て商業化されてんだな。
なんのブログかわからなくなっちゃいましたがこんなとこで。
こんなの誰が読む、見るんだ・・・・
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Comments
タイの音楽シーンはニコ動でフリッパーズギターのトリビュートアルバムのを
見つけて以来、気になっていたんですが、
まさかお気に入りのニコマスPのブログで色々紹介してるとは思わなんだですw
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2203515
Smallroomってのはインディーズレーベルなんですかねぇ?
個人的には15th Sceneryってバンド?が気になります。
2000年代に入ってから以降はほとんど知らないのですけど、流れは90年代後半にもう出来あがったんじゃないかと勝手に推測してます。
Smallroomも私は1枚目ののち、タイからちょっと離れてしまってるのですが、その後もけっこう出していたようですねえ。
少なくとも当初はインディーズのレーベルだったはずです。
と言っても、資本や運営的には大手レコード会社が絡んでいたと思った。
また人的には、ベーカリーというレコード会社(上のJoey BoyやModern Dogが所属。あとnieceやTKはベーカリーのアイドルレーベルのdojo city)の人たちとつながりがあったと思う。
当時のタイの音楽シーンは大手3社がほぼ占めていて(ポップス系。演歌系はまた別)、Grammyが最大手で王道、RS Promotionがそれに続き、いくらか子供向け&地方向け、そしてBakery Musicが新しく登場し、都会的なセンスで都市部の若者の心を掴みました。
もっともベーカリーは、どことなく金持ちの趣味の延長みたいな部分が残ってた感じはあるんですよねえ。現に、今はもう吸収されてなくなってしまってるみたいですね。
ベーカリーで作曲またプロデューサーとして中心的に活躍していた人物に、上でピチカートのカバーしてるZomkiatの他、Boydという人がいました。このエントリーでは触れてないけど、Boydのほうが大物だった。
で、このBoydがまんまオタク趣味で、当時ちょくちょく日本に来てはまんだらげなどでマンガを大量購入していましたw
そんな感じで、特にベーカリーは日本の影響が強くあったと思います。
Dojoレーベルから、アニメマンガの影響強いギャル雑誌とか出してたし。
もっとも一般で直接日本の渋谷系とか聴く、知ってる人はあまりいなかったと思います。
日本の曲と言えば、当時は、んー。あー、相川七瀬がなぜか。あと宇多田とか。